終戦記念日街頭演説会
8月15日は大阪駅前で終戦記念日街頭演説会を開催。
1945年8月15日、日本は戦争という過ちを二度と繰り返さないと世界に誓いました。あの日から80年。私たちは、先の大戦で犠牲となった全ての方々に哀悼の意を捧げるとともに、今なお戦争の傷痕に苦しむ方々に心からお見舞い申し上げます。
いま、日本は戦争を直接知らない世代が多数を占める時代にあります。しかし世界では地政学的対立や核の脅威、気候変動、AIの急速な進展など、複合的な危機が深刻化しています。特に北東アジア周辺では安全保障環境が厳しさを増し、国際秩序の揺らぎが顕著です。
こうした中、公明党は今年5月、「平和創出ビジョン」を発表しました。その柱の一つが「北東アジア安全保障対話・協力機構」の創設です。国家間の対立を超えた多国間対話による信頼醸成をめざし、欧州のOSCE(欧州安全保障協力機構)の経験を参考に、国内外で理解を広げながら具体化を進めます。
また、戦後80年は「被爆80年」でもあります。唯一の戦争被爆国である日本は、核兵器の廃絶に向けて世界をリードする責任があります。公明党は核武装論に断固反対し、被爆・戦争体験を「人類の遺産」として次世代に継承していきます。そのためにも、核兵器禁止条約の締約国会議に引き続き党所属議員を派遣し、日本政府にオブザーバー参加を求め続けます。
さらに、平和の実現は国際社会だけでなく、国内においても欠かせません。世代や性別、国籍、障がいの有無を問わず、すべての人が包摂され、生きがいと安心、希望を持って暮らせる共生社会を築く――それが公明党の決意です。
戦後80年の節目にあたり、「平和の心」を社会全体で受け継ぎ、次の世代に引き渡していく。そのために、公明党はこれからも行動を続けてまいります。
